イメージ力

イメージ 日常

体育の時間、集合が
遅いからなかなか始め
られない。
どうしたらいいんだろう?

と、お悩みではありませんか?

よく見かけるのが、「着替えの練習」

といわれるものです。

「着替えて何分以内に集合!

できなければやり直し!」

などと…。

恥ずかしながら、自分も若い頃は、

そんな力業でなんとかしていた時期も

ありました。

しかし新しい業を、発見⁉(*^-^*)

1.イメージの威力

4月の授業開き。

教室で自己紹介や、授業の流れ、

授業の大切さや評価のことなどを

話します。

以前は、その授業の最後に大切な

授業に遅れないようにするためには、

・着替えを早くしないと間に合わない

 こと。

・それがどれくらい急がないと

 いけないのか

 (着替えは2分以内でということ)

・着替えの練習

といったことをしていたのですが、

少し趣向を変えてみました。

具体的に時間をイメージさせてみま

した。

1.前の時間が終わるチャイムが

  鳴ります。

 (鳴り終わるまで約25秒)

2.挨拶、片付け、体操服の準備

  更衣の教室移動

      ・・・1.2で2~3分

3.着替えたあと体育館への移動

          ・・・2~3分

4.靴を履き替えて2階へ上がる

          ・・・1分

☆ここまでで、残された時間は

3~5分

5.その他:前の時間が移動教室

      前の授業が少し延長

      トイレ    

        などの不測の事態

         ・・・ 2~3分

    

6.結果、着がえに使える時間   

          ・・・1~2分

これを丁寧に解説してみると、驚く

ことに次の時間から一人も遅れずに

体育館にたどり着くことができました。

今までなら、数名遅れたりして全員

時間内に揃うまでに2~3回かかって

いたのに・・・。

きっと子どもたちは想像して、びっく

りしたのでしょう。

あまりの時間のなさに。

「着替える時間は1~2分」と

言い捨てられるより、

具体的にイメージすることで

「急がなきゃ。」

という気持ちが芽生えたのだと考え

られます。

たくましい想像力です(笑)

2.授業力

もう一つは、楽しい授業です。

授業とはいえ、やはり「楽しい、面白い、

早くやりたい、できるようになたい。」

そんな気持ちが大きいほど

集合も早くなります。

教育実習でお世話になった先生や、1番

最初の勤務校で出会った先生は、声掛けや

ネーミングなど、とても素晴らしかった

のです。

「昔、俺も50m走で何度も走らせたい

と思った。そこで最初に思いついたのが

走った本数をプラス点にするということ。」

これはたくさんの人が思いつくと思います。

「けど、それじゃあ適当に走るんや。

意味がない。

そこで、例えば走り終わった子に

“スタートのあと体をしっかり起こしたら

もう少し早くなるよ”

とか声をかけてあげると、もう1本走り

たくなる。

しかもそれができていたら前回より、

0.05秒ほど早いタイムを告げてやる。

呼吸を整えてもう1本チャレンジ

してみる?と聞くと大抵、「はい。」と

答え、しかも本当に早くなる。」

子どもは潜在的に少しでもできるように

なりたい。よりよくなりたいと思っている。

その気持ちをくすぐるのが大切。と

教えてくださいました。

自分は今、基本的に

・たくさん汗をかくこと。

・楽しそうと思える場の設定

・叱るのは、ケガや命に関わること

これらをメインに授業を考えています。

声掛け1つでこどもは変わると信じて。

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